ブックマーク

ウィンサイト代表の小山です。こんにちは。
先程まで、とってもすごい風が吹き続けていました。砂埃もすごかった。
今は少し収まってきたようです。
昨日、春一番が吹いたのに。
先週から始めた「暴君のブックマーク!」
先週からなので当然、今日で2回目なのですが、平日に必ず1冊本を読むというのはなかなかに難しいですなぁ。
でも言い始めたばかりなので、続けたいと思います。


今日のブックマークはこちら。↓
tsukautikara.jpg
■タイトル : 使う力(知識とスキルを結果につなげる)
■筆者 : 御立 尚資
■出版 : PHPビジネス新書
筆者は外資系コンサルティング会社の代表。
テレビや雑誌でもご活躍しているのでご存じの人も多いでしょう。
知識があってもそれを活用できなければビジネスマンとしては失格。
しかし、せっかくの知識を活用できないビジネスマンは多い。
ではどうすれば知識を活用できるようになるのか?これがこの書籍のテーマ。
「使う」ということに主眼を置いて、知識や経験をどのように積んでいったらベターかがわかりやすく記述されている。
私は常々「知識」があっても「使わない」人を“アホ”と叫んでいるが、
そした類の人達に、筆者は豊富なビジネス経験から様々なアドバイスを行っている。
“頭でっかち”な人には特に読んでもらいたい本である。
合計で203ページ、800円程度、鞄にもすんなり入るサイズの本だから、迷わず買って読むべし!!
しかし、これを読んだだけで「できる!」と思わない方が良い。
当たり前だがこのテーマ、たった203ページの800円程度で身に付くような品物であるはずがない。
ちょっとした「きっかけ」にはなる。でも、それで十分。
それだけでも「やる奴はやる」し「できる奴はできる」ようになる。
読んでいて「さすがに著名なコンサルタントの方だな」と思ったのは、全体を通して、
自分の述べたい考えを体系だてて大きく分類し、統合しているところ。
この作業は簡単そうでいて、やってみるととても難しいものだ。
もちろん、本来、体系立てたり分類すら難しい内容なので、強引に感じるところもあるが、
それは仕方ないでしょう。そこを細かくしなくても、違和感なくわかりやすく書いてくれている。
できれば、最初から読まずに最後の章(第5章)から読んでみることをお勧めする。
その方が畏まらずリラックスして読めるかも知れない。
何故なら、この章が筆者が一番伝えたい内容であると思うからだ。
惜しむらくは、一つひとつの内容をもう少し突っ込んで欲しかった。
新書サイズなので、仕方ないけれど。
ちなみに、同じ筆者が書いている『戦略「脳」を鍛える』(東洋経済新報社)もとても参考になる本である。
最後にお勧めしておきます。
【今回の評価軸】
◆読みやすさ:■とても読みやすい □難しい □平易過ぎる
◆内容:■概要 □詳細 □適当 □煩雑
◆お勧め度:■高い □低い
◆専門用語:■少ない □多い
◆暴君の本棚:■本棚に大事に保管する □すぐに捨てる
◆暴君の満足度:□とても満足 ■もっと知りたい □不満足
(株)ウィンサイト

コメントを残す

前の記事

「企画」の定義

次の記事

雛人形